『地域自治のしくみと実践』が出版されました(学芸出版社)

NPO政策研究所のメンバーも多く執筆しております、『地域自治のしくみと実践』が学芸出版社から7月1日に出版されました。

中川幾郎(帝塚山大学大学院法政策研究科教授)編著
学芸出版社発行
A5判・192頁・定価2415円(本体2300円)
ISBN978-4-7615-2513-2
2011-07-01

■■内容紹介■■
地域再生に果たすコミュニティの力に期待が高まっている。自治会・町内会等の地縁組織とNPO等のテーマ型組織が補完しあう総合的な「地域自治システム」とはどのようなものなのか。戦後のコミュニティ政策の流れを総括し、全国の注目すべき先進的な取り組みをつぶさに紹介。これからの地域づくりの課題と展望を明らかにする。 (学芸出版社HPより)


読者を、現在あるいはこれから地域自治に取り組んでいこうとしている自治体職員、地域自治を担っておられる地域住民、コミュニティとの連携を模索しているNPO・市民活動団体、これからの社会のあり方を真剣に考えている市民などを想定しています。
本書は、地域自治のあり方についての骨組みとなる理論、そして各地の実践に関わる中からつかみだした地域自治形成のコツ、個別事例から抽出した普遍的な構造などについて、各執筆者渾身の論考です。
直ぐにも、そして将来の地域のあり方を見通すためにも「お役に立ちます!!」。
まちづくり人、地域住民、行政職員、コンサルタント必携!

まえがき、あとがき、著者紹介は、学芸出版社HPをご覧下さい。

予約注文も可能です。

 

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-コミュニティ再生のための-  『地域自治のしくみと実践』

目次

まえがき 中川幾郎

Ⅰ 地域づくりのこれまで、これから
1章 わが国のコミュニティ政策の流れ 玉野和志
2章 コミュニティ・NPO・自治体の関係 林 泰義
3章 地域分権から地域自治へ 中川幾郎
補論 地域自治区・地域協議会システムから地域自治システムへ 中川幾郎

Ⅱ 地域自治の実践に学ぶ
地域自治の転回点―新しいしくみへの契機
4章 震災とコミュニティ──新たなコミュニティを考える原点 相川康子*
5章 宝塚の自治的コミュニティの進展──地域民主性の醸成 田中義岳*
自治立法による仕組みづくり
6章 伊賀市と名張市の地域自治システム 直田春夫*・辻上浩司
7章 朝来市の分権型地域自治システム 相川康子*
多様な地域自治の取り組み
8章 京都の地域組織とコミュニティ政策 乾 亨
9章 都市型自治体における地域自治──豊中市の事例から 田中逸郎*
地域自治の実験
①安芸高田市・高宮町川根振興協議会 直田春夫*・辻上浩司
②札幌市 8年目に入った本格的コミュニティ政策の現状と課題 田中義岳*
③新潟市 大合併と政令都市化を契機に包括的コミュニティ政策を開始 田中義岳*
④高松市 地域を刷新する地域コミュニティを四年余で設置 田中義岳*

Ⅲ 今後の課題と展望 中川幾郎

あとがき 直田春夫*